週末は海にいます
「目の前にいるのは、私の父親かもしれない」
自分探しは、いつでも誰にでも経験があるもの。自分らしさとは何か? 自分の出生にはどんな意味があるのか? 一体自分は、何のために生きていくべきのか? 自分探しは、決して現代病なのではなく、今も昔も、そして老いも若きも毎日抱えている普遍的なテーマなのかもしれない。
25歳・八十島美紀の「自分探し」を瑞々しく描いた、大人の青春・恋愛ストーリー。
弊社運営のオンライン小説サイト「Creative People Story」にて、『第1回 Creative Story 大賞 優秀賞』を受賞した作品です。
■第一章
立夏【りっか】
健介【けんすけ】
動因【どういん】
決河【けっか】
離水【りすい】
新進【しんしん】
立冬【りっとう】
■第二章
雨下【うか】
来意【らいい】
美紀【みき】、
進度【しんど】
相思【そうし】
真因【しんいん】
往訪【おうほう】
■第三章
小雪【しょうせつ】
【渡良瀬一郎(わたらせいちろう)】
1968年山形県出身。作品「週末は海にいます」で『第1回Creative People Story大賞 優秀賞』を受賞。大学を卒業後、地方でホテルマンとして勤務したのち東京本社に異動。12年間に渡りリゾート開発などを中心とした不動産事業に携わる。東京在住。