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カレーの世界史

井上岳久:著者

もはや日本の国民食といっても過言ではない、カレー。

インドで生まれたこの料理は、イギリスから世界各地に広がって、それぞれの土地で、さまざまな影響を受けながら、独自の姿に変容していきました。
世界の人々は、カレーという「異文化」をどのようにとらえたのか? そして、われわれ日本人は、カレーをどのように受け入れたのか?

本書は、各地の食文化や宗教、社会制度を、「カレー」という食べ物を通じて読み解こうと試みました。
からいものは大好きな人も、苦手な人も、
世界史に興味がある人も、ない人も、
そして、カレーが好きな人もそうでない人も・・・・・・

褐色のスープが織りなす、美味なる世界に飛び込んでみませんか?

■本書の構成■

前菜

1皿目 カレーとインド社会

インド料理はマサラ(混ぜる)文化
インドカレーはどのように誕生したのか
カレーと宗教
カレーとカースト
カレーとアーユルヴェーダ
手食の正しいマナー

2皿目 カレーと世界史

世界を動かしたスパイス
ヨーロッパでの香辛料取引
あの香辛料はコロンブスの発見!?
ヨーロッパにカレーを伝えたのは誰?
知られざる「カレー」の語源
英国の○○廃止がカレーを世界に広めた

3皿目 世界のカレー
インド文化圏のカレー
東南アジアのカレー
欧州のカレー
海外から見たジャパニーズカレー

4皿目 日本人とカレー
最初にカレーを食べた日本人
遣欧使節団の仰天カレー体験
カレーが日本社会に浸透した2つの理由
日本にカレーを広めたインド人
カレールウ消費量No1はアノ県
スパイスカレー誕生の地

定価:1,100円(本体1,000円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2020年1月7日(火)
  • ISBN:978-4-8156-0140-9
  • サイズ:新書
  • ページ数:192
  • 付録:-
  • 「医食同源」の考え方が深く根付いているインド。体調が悪いときには、スパイスが持つ効能を利用して、不調を改善するような調合をする

  • 16世紀、オランダ人のリンスホーテンは、自著に「インド人は、魚の煮汁を米にかけて食べている。その煮汁を『カリール』という」と書き残した。

  • 西アフリカの黒人奴隷を乗せた船。イギリスは19世紀の前半に奴隷制度を廃止するが、この政策がカレーの世界的な普及につながっていく。

  • 南アフリカの港町・ダーバンで食べられている伝統料理「バニーチャウ」。くりぬいた食パンの中に汁気のないカレーを流し込んでいる。なぜ、こんな料理が生まれたのか?(詳細は本書にて)

  • 初めて「カレー」を日本語に訳したのは、誰もが知っている、あの人物! 1860年に著した著書の中でカレーを「コルリ」という名称で紹介した。

  • 大阪発祥の「スパイスカレー」は、野菜炒めやピクルスなどの副菜を添え、スパイスをふりかけて食べるという不思議なカレー。誕生の背景を探る。

著者紹介

井上岳久(いのうえ・たかひさ)

株式会社カレー総合研究所代表取締役/カレー大學学長
2002年11月に「横濱カレーミュージアム」プロデューサーに就任し、入館者数減少に悩む同館を復活に導く。2006年に独立し、カレー総合研究所、2014年に「カレー大學」を設立。現在、カレー業界の活性化を目指し、積極的に活動を展開している。
カレー研究の第一人者で、カレーの文化や歴史、栄養学、地域的な特色、レトルトカレー事情などカレー全般に幅広い知識を有している。インドやイギリス、東南アジアに何度も足を運び、海外のカレーについても精通。日本全国のカレー店8,000店舗以上を制覇し、7000種類以上のレトルトカレーを収集している。著書に、『カレーの経営学』(東洋経済新報社)、『国民食カレーで学ぶもっともわかりやすいマーケティング入門』、『無料で一億人に知らせる門外不出のPR戦術』(明日香出版)など多数。

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