SBクリエイティブ

「書く力」の教室

田中泰延:著者 / 直塚大成:著者

1冊でゼロから達人になる

「書いてお金をもらう」とはどういうことか?

「プロのライター」を志し、ライターの大先輩で、シリーズ累計20万部突破のベストセラー『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと。』(ダイヤモンド社)の著者である田中泰延の元に弟子入りした23歳の学生・直塚大成。

「書いてお金をもらうって、どんな感じですか?」
「プロのライターが書く前にやっていることって、なんですか?」
「魅力的な文章を書くには、何をどうしたらいいですか?」
田中さん、世界一わかりやすく教えてください!

プロのライターが実践している「調べて、書く」全スキルが身につく徹底講義が今、幕をあける!

はじめに/田中泰延

プロローグ ライターに、なりたいの?
●書くことはしんどい。本当は、書く必要なんてない
●書いて稼ぐぞ、なんて気負わなくていい
●今は、書くことが「ウーバー化」している
●「漁師」になるつもりでライターになれ

第1部「書く前」に知っておくべきこと

第1章 「書くこと」の基本
●文章に「感動の中心」を据える
・「読みたくなる文章」の共通点
・「感動のへそ」はフィクションであってもいい

●一次資料に当たる
・文章の信憑性は、参照したものの信憑性に比例する
・定めた「切り口」に関する、あらゆる一次資料に当たる

●仮説を立てる
・出発点は、「当てずっぽう」でいい
・「?」を追いかければ、飽きずに書ける

●「静かな文章」を心がける
・ハンバーガー的文章とフィレステーキ的文章、何が違うか
・「かぶれた人」の文章は寒い
・「言いたいこと」より「知りたいこと」を優先させる
・あえて、皆まで言わない

●編集者、校正者の視点を持つ
・心の中に「ツッコミ役」の自分を養う
・「誰かに読んでもらう」のも手

●「怒る人」が必ずいることを忘れない
・「斜に構えた態度」「上から目線」は嫌われる
・非難に対する反論・説明は逆効果

【COLUMN①】準備の質で、アウトプットの質が決まる

第2部 取材・執筆

第2章 準備する
●準備は「基礎体力づくり」のようなもの
・取材相手の「代表的な仕事」は必ず押さえる
・代表作、SNSの発信、ブログ……どこまで目を通すか

●取材はライブ。何が起こるかわからない――「計画通り」に進めようとしてはいけない
・準備が完璧でも、うまくいくとは限らない
・準備は「おむつ」である――したほうがいい。でも誰も見たくない

第3章 取材する
●「無礼に思われないこと」が大前提
・「取れ高」を気にしてはいけない
・「いい脱線」はしたほうがいい
・「脱線」から「本筋」への戻し方
・「一番聞きたいこと」は最初に聞かない

●「素直な感想・感動」を軸にして聞く
・「評価」せずに、「感想」を伝える
・「抽象的な質問」「相手のことを決めつける質問」はNG
・質問のフリをした「自己アピール」は禁物
・「ど定番の質問」をするときの枕詞
・取材の腕を磨く「ひとり反省会」

第4章 書く
●ライターが「書く前」にしていること
・「自分で文字起こし」をすすめる理由
・原稿の「体裁」と「文体」を決める

●書き始める
・対話の中にある「心の結び目」を見つける
・まずは、見出しをつける
・「サビ」をどう歌うか決めて、書きはじめる
・「話された言葉」をそのまま書かなくてもいい

●自分がお金を出しても読みたいものを書く
・すべての仕事には「クライアント」がいる
・「仕事を頼みやすいライター」になってはいけない
・「理想の文章」がなければ、「うまい文章」は書けない
・仕事は共同制作物であり、合意形成のプロセスでもある
・「ダメ出し」は、伸び代の証

●キャラは変えても、姿勢は変えない
・書く内容ごとに「しっくりくるキャラ」を設定する
・定型文で「言った気」になってはいけない
・「みんなが言っていること」は言わない
・誰も「舐めてかからない」と誓う

【COLUMN②】「調べて書く」に磨きをかける

第3部 調べる、人に会う、執筆する

第5章 調べる
●「通説」を鵜呑みにしない
・「と言われている構文」は信じない
・読み手は必ず「曲解」するもの
・イメージ先行の、セリフ捏造
●「調べて、書く」は、「逃げずに、書く」こと
・調べものに「回り道」はつきもの
・「どの説をとるか」は自分で決める
・「その道のプロ」に読まれても恥ずかしくないように、と意識する
・国会図書館へ行ってみる

第6章 依頼する、会って話を聞く
●誰かの話を聞くことも「調べる」のうち
・想定外のシチュエーションは宝の山である
・誰に話を聞きに行くか――取材先の選び方
・取材を依頼する
・リモート取材で使えるアイスブレーク術

第7章 構想を練る、書き上げる
●原稿の「設計図」をつくる
・文章には「滑走路」が要る
・読者と問題意識を共有する
・「調べたことの羅列」で終わってはいけない
・「揶揄」「中傷」「否定」と「意見」は違う

●学んだことすべてを投じて、書いてみた
・「とにかく、素直に」を第一の信条とする
・引き受けたからには「感動のへそ」を見つけ出す
・人の頭で考えて、書いてはいけない
・「素直に書くこと」と「正直に書くこと」は違う
・書くことは、すべてを引き受けること

エピローグ ライターに、なってしまった

おわりに/直塚大成

定価:1,925円(本体1,750円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年12月22日(金)
  • ISBN:978-4-8156-1518-5
  • サイズ:46判
  • ページ数:392
  • 付録:-

お知らせ・キャンペーン

  • ◎書くことはしんどい。本当は、書く必要なんてない
    ◎今は、書くことが「ウーバーイーツ化」している
    ◎「漁師」になるつもりでライターになれ

  • ◎文章に「感動の中心」を据える
    ◎一次資料に当たる
    ◎仮説を立てる
    ◎「静かな文章」を心がける
    ◎編集者、校正者の視点をもつ
    ◎「怒る人」が必ずいることを忘れない
    [COLUMN 1]準備の質で、アウトプットの質が決まる

  • ◎「敬意」が伝わるかどうかは準備次第
    ◎取材はライブだからこそ、「計画どおり」に進まない

  • ◎「無礼に思われないこと」が大前提
    ◎「素直な感想・感動」を軸にして聞く

  • ◎ライターが「書く前」にしていること
    ◎書き始める
    ◎自分がお金を出しても読みたいものを書く
    ◎キャラは変えても、姿勢は変えない
    [COLUMN 2]「調べて書く」に磨きをかける

  • ◎「通説」を鵜呑みにしない
    ◎「調べて、書く」は、「逃げずに、書く」こと

  • ◎誰かの話を聞くことも「調べる」のうち

  • ◎原稿の「設計図」をつくる
    ◎学んだことすべてを投じて、書いてみた

  • ◎しんどい。でも、楽しいから書ける
    ◎そして、修行は続く

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著者紹介

著者・田中泰延

  • twitter

(教える人)
田中泰延(たなか・ひろのぶ)
ライター。1969年大阪生まれ。早稲田大学第二文学部卒。1993年株式会社 電通入社。24年間コピーライター・CMプランナーとして活動。2016年退職、「青年失業家」と称し、ライターとしての活動を開始。2019年、ダイヤモンド社より初の著書『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと。』を刊行。2020年、出版社・ひろのぶと株式会社を創業。
Twitter:@hironobutnk

著者・直塚大成

(学ぶ人)
直塚大成(なおつか・たいせい)
長崎県長与町出身。九州大学大学院修士2年。2022年、ライター志望者に文章術を教える書籍『書く術』(仮題、SBクリエイティブ)のオーディションに応募。総勢67名から合格者として選ばれる。

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