サラ・ジェシカ・パーカー推薦！ 都会の片隅で夢を見ながら暮らすひとりの女性が、思いがけない出会いと別れを通して真の愛を見つけるまでを描いた物語。
フィラデルフィアでカフェを営む31歳のコーネリアは、ある日、理想の男性 マーティンと出会う。だが、彼には別れた妻とのあいだに11歳になる少女クレアがおり、一緒に住むことに。クレアは、母親が精神を病み、山のようにタオルを買ってきたり、冬なのにサマードレスで外出したり、夜じゅう料理をつくっていたりすることに一人で悩み、離れて暮らす父親のところへやってきたのだ。無責任なマーティンに対して愛情が冷めていくコーネリア。一方、クレアとの交流を通して、真実の愛に目覚めていく。

■著者紹介
マリサ・デ・ロス・サントス
Marisa de los Santos
大学で文学と創作を専攻後、詩人として活躍。2000年に詩集 『From the Bones Out』を出版し、繊細で美しい文体が好評を博す。本書は初の小説。デラウェア州ウィルミントンに夫と二人の子どもと暮らす。