
待ち望まれし者―愛の書(上)
イエスによる福音書
キリストの手になる幻の福音書『愛の書』。その存在を確信する作家のモリーンは、「黄金の谷」を訪れるよう少女が告げる夢を見た。同じ折り、彼女のもとに中世の女伯爵マティルダの署名入りの古文書が届く。古文書と『愛の書』の関連を探り、マティルダが建立した修道院を訪れたモリーンは、そこで夢で見たのとそっくりの少女に古い本を渡された。その直後、モリーンの身に危険が!
マグダラのマリアに選ばれた「待ち望まれし者」モリーンが壮大な謎を追う。世界30カ国以上で出版されたベストセラー『待ち望まれし者』(弊社刊)に続く、イエスとマグダラのマリアの謎に大胆に踏みこんだ歴史ミステリー第2弾。
■著者略歴:キャスリン・マゴーワン
Kathleen McGowan
ロサンゼルス在住の作家。デビュー作の『待ち望まれし者』(ソフトバンク クリエイティブ)は当初自主制作で出版されたが、その後、大手出版社が150万ドルで出版権を取得して刊行、全米ベストセラーとなった。本書は、『待ち望まれし者』に続く3部作の第2作にあたり、本3部作は世界30カ国以上で出版が決定している。現在、3部作の完結編『詩聖の王子』(仮題。ソフトバンク文庫より発売予定)を執筆中。