
待ち望まれし者―愛の書(下)
イエスによる福音書
モリーンが少女から渡された本は、女伯爵マティルダの自伝だった。彼女もまた、真の歴史を伝える宿命をおびた「待ち望まれし者」だったのだ。モリーンは自分とマティルダの類似に驚き、なおもマティルダの足跡と『愛の書』の真実を求め、ベルギーからイタリアへ飛ぶ。が、『愛の書』を狙う秘密結社も、執拗にモリーンを追いつめていた! 世界30カ国以上で出版されたベストセラー『待ち望まれし者』に続き、イエスとマグダラのマリアの謎に大胆に踏みこんだ第2弾。
■著者略歴:キャスリン・マゴーワン
Kathleen McGowan
ロサンゼルス在住の作家。デビュー作の『待ち望まれし者』(ソフトバンク クリエイティブ)は当初自主制作で出版されたが、その後、大手出版社が150万ドルで出版権を取得して刊行、全米ベストセラーとなった。本書は、『待ち望まれし者』に続く3部作の第2弾にあたり、本3部作は世界30カ国以上で出版が決定している。現在、3部作の完結編『詩聖の王子』(仮題。ソフトバンク文庫より発売予定)を執筆中。