
許されざる愛
激しく惹かれ合うカリーとニコラスに立ちはだかる政治の壁。決して手を伸ばしてはならない相手と知りながら、それでも求めずにはいられない……美しい南米の地で繰り広げられる、官能のラブストーリー!
モンタナ州の大学で経済を教えているカリーは、叔父のジョシュアに呼ばれ、南米の国ヴィスタリアを訪れる。軍が政権を掌握するヴィスタリアは未だ発展途上の国で、国民は弾圧と搾取の歴史から、アメリカに対していい感情を抱いてはいなかった。そんななか、カリーは入国後すぐ、地元の男たちにからまれ警察に捕まってしまう。異国の地で、ろくに言葉もわからないまま囚われの身となったカリー。不安にさいなまれる彼女の前に、まるで救世主のようにひとりの男が現われる。赤い髪と青い目をもつその男は、兵士たちから“赤い豹”と呼ばれている大統領の異母弟ニコラスだった――期待の初邦訳作家が描く、ドラマチックで濃厚なラブストーリー。
■著者紹介
トレイシー・クーパー・ポージー
ロマンス小説を中心にこれまで20冊近い作品を発表し、受賞経験もある。一方で雑誌編集者や広告コーディネーターなど多彩な顔を持つ。早くからインターネットの可能性に着目し、オンラインでも活躍の場を広げている。現在はカナダ在住。