
誘惑の晩餐
その料理を食べれば誰でもとりこになる、女性料理人のヴェラント。彼女と愛人関係を噂される雇い主が急死し、ヴェラントはその弟で辣腕議員のスチュワートの屋敷で働くことに。が、ふたりには秘められた過去があった……謎と官能に彩られた話題のヒストリカル
夢のような料理を生みだし、誰をも魅了する女性料理人のヴェラント。才能とともに、彼女は数々のスキャンダルも身にまとっていた。長年の愛人関係を噂される雇い主が急死し、彼女はその弟で辣腕政治家のスチュワートのもとで働くことになった。だが彼は、かつてヴェラントが愛し、出世の妨げになるからと身をひいた男性だった。運命の再会に、ヴェラントは心を激しく揺さぶられるが……話題の作家が贈る、謎と官能に彩られたシンデレラ・ストーリー。
■著者略歴
シェリー・トマス Sherry Thomas
『もう一度恋をしたくて』(ソフトバンク文庫)で、作家デビュー。デビュー作でありながら、初版で20万部以上のセールスを記録。《ロマンティック・マガジン》が選ぶ、2008年の最優秀ヒストリカル・ロマンス賞を受賞。さらに2009年のRITA賞の処女長編賞とヒストリカル・ロマンス賞にダブル・ノミネートされ、話題の大型新人と評判を呼ぶ。人気作家のリサ・クレイパスも「ロマンスの型にはまらない面白さ。繊細で情熱的」と賛辞を寄せている。
2作目の本書は、《ライブラリー・ジャーナル》の2008年のベストブックに選ばれた。