時の扉を開いて
兄の手により、ヴァンパイアにされたセバスチャン。運命を呪う彼のまえに現われたのは、妹を殺されたことで感情を失い、ヴァンパイア狩りを生きがいとするヴァルキリーのケイドリンだった。出会った瞬間、セバスチャンは彼女が「花嫁」だと気づく。ケイドリンもまた、憎むべき相手に身も心も溶かされてしまう。同じ折り、大規模な宝探しレースが開催され、魔法の鍵を入手すべく、ふたりはレースに参加するが……RITA賞受賞作『満月の夜に』に続く大好評シリーズ第2弾
■著者紹介
クレスリー・コール Kresley Cole
元アスリートで、プロのコーチとしても活躍。その後、作家に転進し、2003年にロマンス作家としてデビュー。スコットランドを舞台としたヒストリカルを上梓した後、2007年に『満月の夜に』(ソフトバンク文庫)で、RITA賞のパラノーマル部門最優秀賞を受賞。不死の者の世界〈ローア〉を舞台としたシリーズは大好評を博し、現在7作目まで発表されている。