
幻の花嫁
二度RITA賞に輝く、最強のパラノーマル・シリーズ最新刊。
バレリーナとして成功を収めたネオミは、屋敷のお披露目パーティで、元婚約者に殺害される。以来八十年、彼女は幽霊として同じ屋敷に暮らしていた。ネオミの声は誰にも届かず、その姿は誰からも見えない。長年、ひたすらに無視され続けて、自分が本当に存在しているのかどうか頭を悩ませ始めていたところへひとりの男が現れる。「美しい女性」男はそう言った。赤い目をしたこの男には、わたしが見えるの? ……肉体のない幽霊と堕ちたヴァンパイアの狂おしくも切ない恋を描いた〈ローア〉シリーズ第4弾。
■著者:クレスリー・コール Kresley Cole
元アスリートで、プロのコーチとしても活躍。その後、作家に転進し、2003年にデビュー。2007年に『満月の夜に』(ソフトバンク文庫)で、RITA賞のパラノーマル部門最優秀賞を受賞。不死の者の世界〈ローア〉を舞台としたシリーズは大好評を博し、6作目でシリーズ二度目のRITA賞を受賞。現在8作目まで発表されている。フロリダ在住。